Miho Kadowaki's Blog

考えたことを書きます。

「耳が聞こえない」という現実に対して、向き合っていること。

タイトルを見て、「え?」と思われたかと
思うけど、私は生まれつき耳が聞こえない。
現在、「人工内耳」というものに支えられ、
音のある世界にいることが出来ている。
*人工内耳について後日に書く予定。
 
正直言って、不便なことや、
乗り越えなければいけない
厳しい現実はたくさんあるなーと。
 
しかし、これだけ言えるものが
ただ1つだけある。
 
私はこれでもよかったと思う。
なぜなら「耳が聞こえない」と
いう事実を一生変えることは出来ないが、
「耳が聞こえない」という事実に対して
の解釈は変えられるからだ。
 
なぜこのような結論に至ったのかを
まとめておく。
 
1.「耳が聞こえない」から「出来ない」
これははっきり言って、言い訳だと
気づいた。
気づかないうちに「耳が聞こえない」から
「出来ない」と諦めてしまっている
過去の自分がちょっといたんだよね。
でも本当は違うんだよね。
 
自分が「出来ない」と諦めていることを
選んできただけ。
 
まずは「出来る」方法を考える。
これが大切である。
 
2.コミュニケーションが難しいのでは
なく、ただ理解が遅いだけ。
→一般的にコミュニケーションの
プロセスは
「聞く→理解する」
で終わり。
 
でも、聞こえない人の
コミュニケーションの
プロセスは
聞く→聞き取る→理解する」
で終わり。
 
皆と違うのは、
その理解するまでのステップが
1つ増えたことである。
しかもその作業は自分の力では、
限界がある。
だから相手の協力が必要になる。
例えば、ゆっくり話してもらう、
文字化にする、想像する、推測する、
表情を見る、手話を使う、など
とにかく五感を使う。
じゃないと、聞き取れず、
理解までに辿り着くことができない。
 
ただその「聞き取る」作業を
スムーズにすれば、
「理解」することは早くなるわけで。
その方がお互いにとって
ストレスなく出来るわけで。
 
だから「聞き取る」作業を
どうすれば早く出来るように
なるのか?を考えればいい。
 
ということが最近自分の中で
理解した。

なのでこれからは躊躇することなく
・私はこういうものなので、ご協力
お願いします
・聞き取れない時は聞き取れません
とはっきりと伝えること。
(これはすごく勇気がいる、なぜか)
 
とにかく出来る方法があるんだから、
「言い訳」はきかない。
 
*補足*
気づいたこと→
問題が大きいほど
細かいことに分解していけば
意外と解決方法はシンプル
言えるかもしれない。
(これは今後行動を持って証明したい)
 
3.人間は本当の意味でお互いを
理解することはできないものと割り切る。
でも理解しようとする努力は必要。
「本当の意味」というのは「100%」を
指している。相手のことを「100%」
理解することはできない。
でも「100%」に近づけようとして
理解することはできる。
 
だからお互い「100%」に
近づけようとして理解しようとすれば、
その分、信頼関係が出来る。
※追記
はっきり言って
理解は一回だけでは難しい。
何回も何回も理解しようとする姿勢が
大切ということを学んだということを
伝えたい。
 
以上、このようにして
私は「聞こえない」という事実を
受け入れることができ
逆に楽しもう!!と思えた。
だからもう悩まないんだよね。
とにかく出来る方法を試して
とにかく行動する。ただそれだけ。
 
そして人工内耳を考えている方や
コミュニケーションに悩んでいる人のためにも
どのように乗り切ったかについて
ブログを通して、発信しようと思う。
 
最後に。
今まで理解しようとしてくれた方、
聞き取る手段に協力してくれた方、
ブログを読んでいる方、全ての人々、
そして、私に愛情を捧げてくれた家族へ。
感謝の気持ちを申し上げます。
 ありがとうございます。

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そして今後とも
どうぞ宜しくお願い致します。